* 組曲の詳細 *
Alma Mater
アルマ・マーター組曲
Alma Materとはラテン語で母校とか出身校を意味し
アンダーソンの母校
ハーバード大学への思いをよせた曲集といって過言ではないと思います。
1. | Chapel Bells | 教会の鐘 |
1953年のベルの歌よりもより敬虔な美しさを持つ曲。 |
2. | Freshman on the Street | 道端の新入生 |
右も左もよく分からない新入生のおっちょこちょいな雰囲気がよく出ている曲。 |
3. | Library Reading Room | 図書閲覧室 |
静かでゆったりとした曲。寝息や話し声、それを止める木槌の音がまさに図書館!最後は「しーッ!」 |
4. | Class Reunion | 同窓会 |
行進曲風。もしかするとハーバードの校歌が入っていたかもしれません(記憶あいまい…謝罪) |
Irish Suite
アイルランド組曲
1947年、ボストンのアイルランド教会の委嘱により作曲されました。
アーサー・フィードラーに献呈され、ボストンポップスにより初演されています。
原曲はトーマス・ムーアの詩によるアイルランド民謡とされています。
1. | The Irish Washwoman | アイルランドの洗濯女 | アイリッシュダンスを訪仏とさせる、民族舞踊的な曲。有名なので耳にしたことはあると思います。 |
2. | The minstrel Boy | 少年楽手 | ミンストレルとは吟遊詩人のこと。古謡にムーアが戦場に行ってハープを奏で、傷ついた兵士たちを慰める少年…といった内容の歌詞をつけています。 |
3. | The Rakes of Mallow | マローの道楽者 | アイルランドの南部にあるマローという町の若者の生活を表現。ファゴットのおどけたメロディーが印象的です。 |
4. | The Wearing of the Green | 緑が野に… | アイルランドではポピュラーな民謡。彼らの国民色であるグリーンがイギリス人によって禁止され、グリーンの服も着られなくなったと嘆く悲しい歌。 |
5. | The Last Rose of Summer | 夏の名残のバラ | ヴァイオリンソロが印象的な曲。そのドラマチックなメロディーは後にフロトウの歌劇「マルタ」のアリアになりました。日本だと「庭の千草」とか呼ばれることもあるようです。 |
6. | The Girl I Left Behind Me | 去りにし娘 | マーチ風の曲。後に映画「騎兵隊」に使われそのごアメリカン・マーチング・ソングとして親しまれているようです。 |