Concerto For Piano and Orchestra in C major

ピアノ協奏曲 ハ長調

アンダーソンといえばウィットとユーモアにとんだ小曲が有名ですが、
ピアノコンチェルトという大曲もかいているのです!
全体を通して20分ぐらいの曲ですが明るく、華のある、飽きさせない作品です。
というか私は一楽章の最初のテーマを思い出しただけでも泣けます。
まさにアンダーソンの集大成とも言える作品です。
生きている内に一度でいいから生で聞きたいなぁ…。

 

1953年 7/18 ピアノソロ、ユージン・リスト、アンダーソン指揮、グランドパーク響によりシカゴで初演。
1970年に作った自身の作品目録になぜか加えず。
曲の再演を計画していたらしいがが死去。
1989年 11月 遺族の許可のもとトロントで再演。

1. Allegro Moderato メローディラインの美しさもさることながら、途中ラテンアメリカリズムが出てきたり、アンダーソン”らしさ”も忘れてはいません。約8分。
2. Andante 短いカデンツァで一楽章から切れ目なく続けられます。大体5分くらい。
3. Allegro Vivo 一楽章よりもやや早いテンポで終わりに向かって一気に駆け抜けていきます。約6分強。ピアニストは大変そうな曲です。

私の文章力ではこの曲のすばらしさを伝えることは難しいです。
ぜひ一度聞いてみることをオススメします。
現在入手は難しいかもしれませんが唯一録音CDが発売されています。
興味のある方はPRODUCTSをご覧下さい。